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【映画感想】『ランペイジ 巨獣大乱闘』-お元気な面白映画

(2018年 アメリカ 監督:ブラッド・ペイトン) T・ジョイPRINCE品川   IMAX3D字幕で観賞。

完全ネタバレあり感想ですが、ネタバレとか意味ない、お元気映画です。

それでもネタバレが気になる方は画面を閉じてすぐ観に行けばいいと思います。

おバカ映画ファンは絶対行った方がいいでしょう。

 ポスターにワクワク

怪獣映画のポスターとして100万点な日本版ポスターにもワクワクしながら観に行きました。

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 <おはなし>

お金儲けをたくらむ悪い会社のデカデカ菌みたいなのが漏れて感染したゴリラ!狼!ワニ!のフレンズがドッタンバッタン大騒ぎ。

 

というのは間違いではありませんが、「3体のモンスターが暴れる」、これだけではこの作品の面白の半分しか表現できていません。実は4体目のモンスターがおります。

 

日本版以外のポスターには登場しております。

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彼が4体目のモンスターです。

今作のロック様。登場シーンがジャングルなこと/細かい経歴は不明なことを考えても『ジュマンジ ウェルカムトゥジャングル』のゲームから抜け出てきた特別な存在と考えても間違いはないでしょう。

 今作のロック様は、ゴリラと普通にお喋りができる心優しきマッチョです。飛行機が墜落しても脱出、銃で撃たれても急所を外れていれば大丈夫、ビルが倒壊しても死なない、というB級アクション映画主人公のお手本のような異能生存体ぶりを発揮します。

 最初は普通に面白く、後半おかしみが加速

ランペイジ』前半は普通に面白いB級娯楽映画です。研究を行っていた人工衛星内の事故という『ライフ(2017)』オマージュからスタート。「俺たちはTVの洋画劇場で放送されてるような面白ジャンル映画を作るぜ!」とでもいうようなメッセージが(勝手に)伝わってきます。

心優しきロック様と徐々に巨大化しつつあるゴリラの程よくいい感じな交流。別の場所では、そもそもが狼なので巨大化した結果人をバクバク食べていく狼モンスター。ワニ怪獣は出し惜しみされますがこいつだけは怪獣という感じで、ちょっとだけ顔出すシーンもいい感じです。

 

悪者が特殊電波を発した結果、3大モンスターは引き寄せられて集まってきます。

ゴリラと狼は何故か仲良く一緒に追いかけっこをしながら町を破壊していきます。

 

後半、ワニ怪獣が本格登場。川から都市へ上陸する感じは『シン・ゴジラ』の蒲田君っぽく、通常兵器が効かない!などのくだりも含め、この辺りだけ瞬間的にシン・ゴジラのオマージュのような趣があり、少し嬉しいです。

 

3大モンスター&主要人物が一つの都市に集合したあたりから、なんかヘンな感じが加速していきます。

 

・3体が原作ゲーム再現で超巨大ビルをゆっくりとよじよじ!(かわいい)

www.youtube.com

・ビルの屋上のアンテナから特殊電波を出してモンスターを集めたのは自分たちなのに対策が無い悪人

・主人公サイドなのに悪い人間を食べちゃうゴリラ!※必殺技シーンみたいにいい感じに描かれる。※おとがめなし

・倒壊する超巨大ビル!

・ビルが倒壊しても無事だったロック様! ※他の人もほとんど無事

そのままの自然な流れで、3大モンスターの戦いの渦中に、ロック様が生身でお元気に殴り込んでいくところがこの映画の最高潮です。

 

街が結構崩壊してるよなー。とか、人がいっぱい死んだなーとか、ゴリラそのまま!?とか、課題を一切放置したまま、まるでいい話かのように〆るのは本当に面白く、映画館からの帰り道も面白みの脳内麻薬がじわじわと増幅していました。

 

下の2つの絵を交互に眺めるだけで楽しさが無限に湧いてきます。

 

「やめろ!彼を撃つな!」と止めようとする序盤のロック様。

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最高のバディ感を出す終盤のふたり

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楽しい

 

映画『ランペイジ 巨獣大乱闘』オフィシャルサイト

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