映画とかのおはなしブログ

映画、漫画、本、などの感想とかのやつ

2016年映画感想tweetまとめ(前編)&上半期ベスト

2016年上半期当時の映画感想ツイートまとめ前編(50本分くらい)

f:id:tenguotoko:20180624024336j:plain

元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。観た作品全部の感想を書いているわけではない。()は観賞した映画館orメディア。

『孤高の遠吠』日本 監督:小林勇貴  (渋谷アップリンク)

富士宮が舞台の不良映画。メディアによくあるヤンキー少年漫画的なものとは全く異なる、リアリティを感じる理不尽で本当に悪い不良を描いている。ユーモアもたっぷりで楽しい映画なのに、マジで怖かった。

クリムゾン・ピークアメリカ 監督:ギレルモ・デル・トロ (TOHOシネマズ新宿)

幽霊屋敷モノかな?くらいのぼんやり認識で観たけど、ホラー感/古畑的サスペンス感/西洋ロマンス感 のバランスがヘンな、変わってる映画。

ボクソール★ライドショー恐怖の廃校脱出!4DX2D』日本 監督:白石晃士 (ユナイテッドシネマ豊洲)

4DX効果ありきで撮っている未体験なホラー映画アトラクション。開始1分でヤバい状況になるスピード感が良かった。監督作品ファンなら分かるサービスも濃縮。

傷物語〈I鉄血篇〉』 日本 総監督:新房昭之 、監督:尾石達也 (TOHOシネマズ新宿)

物語シリーズ独特の美術と空間が大スクリーンに広がって、世界に入り込んでいるかのように楽しめた。唯一、上映時間が1時間しかないことだけが残念。

『イット・フォローズ』 アメリカ 監督:デビッド・ロバート・ミッチェル (TOHOシネマズ新宿)

ホラー映画の歴史に残りそうな感じの名作。新しいタイプの呪い系幽霊の描写が怖くてかなり良かった。

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE』日本 監督:鹿島健城 (MOVIX亀有)

台湾って小さな島くらいの認識だったけどかなり広い。台湾が舞台でもいつもと同じことやっている。スクリーン大画面で観る台湾の普通の町並みと、三船美佳さんのいい女っぽさが良かった。

『劇場版 KING OF PRISM by PrettyRhythm』日本 監督:菱田正和 (新宿バルト9)

女児向けアイドルアニメに潜在的にあるヘンさと、ホビーアニメ感の残り香を残したまま焦点を乙女向け男性キャラに特化。ショー演出の勢いと敵グループの過剰さに大爆笑。1時間の上映時間を2時間くらいに感じた。24時15分の上映回を観た後、深く考えずにごく自然に徒歩で1時間半くらいかけて7キロ近く歩いて帰ったが全く苦痛でなかった。今思い返すとプリズムのきらめきで頭がおかしくなっていたような気がする。

『X-ミッション【字幕3D】』 アメリカ 監督:エリクソン・コア (新宿ピカデリー)

ナチュラルでニューエイジな超スポーツの神みたいな何かを信望してるコミュニティに潜入捜査官するお話、みたいな何か。死ぬ程凄いアクションと場面進行のテンポにあてられてサーフィンとムササビの間で意識が遠のく。お話はそんな覚えてない。

残穢―住んではいけない部屋―』日本 監督:中村義洋 (品川プリンスシネマ)

呪怨系ビックリではない貴重なJホラー。マンションの一室で箒を掃くような音がするという実話怪談投稿の謎を探るうちに、恐ろしい話が芋づる式に見つかっていく。基本的に、怪奇現象が直接起きるのではなく全て聴いた話という構成が面白い。

『貞子3D〜2Dバージョン』日本 2012年 監督:英勉 (Amazonビデオ)

ジャンルは心霊映画になっておらず、実質『牙狼』のようなホラー風味特撮。終始ド美人の石原さとみさんが拾った岩や斧、鉄骨等の物理で邪鬼と化した貞子を倒していく終盤の展開は漫画「彼岸島」ファンなら一見の価値ありだ!

『貞子3D 2~2Dバージョン』 2013年 日本 監督:英勉 (Amazonビデオ)

前作の数少ない見所要素は全て削減。貞子らしい貞子も出ない(!)。だが、確かに貞子3Dの2ではあるという、タイトルに偽りが無く見所も無い怪奇特撮ドラマ。もはや元のリングとなんも関係無いのが逆に凄い。

セーラー服と機関銃 -卒業-』日本 監督:前田弘二 (角川シネマ新宿)

リメイクではなくモチーフを使った新作。出演者のツラが皆さん素敵な美少女ヤクザ映画。橋本環奈さん主演の映画1作目としてはこれ以上は無いぐらいの良い娯楽作品。どんどん主演してほしい。

『プリパラ み~んなのあこがれ♪レッツゴー☆プリパリ 【応援上映】』 日本 監督:森脇真琴 (新宿バルト9)

テンション高すぎるふざけたストーリー進行と、ただ言いたいだけの怒涛の言葉遊びギャグ、そしてキラキラ大放出の可愛いライブで、脳みそゆるくなるドラッグ系作品。みんな「かしこまかしこま」言ってた。

『血まみれスケバンチェ-ンソー』 日本 監督:山口ヒロキ (シネマート新宿)

本編は、深夜にチャンネル回してたらやってたスプラッタ特撮ビデオ見ちゃったみたいな感じ。それよりも、上映後あると知らずに始まった舞台挨拶が、出てたか分からん人含む超脇役5人と監督だけ登場しての裏話というなかなか無いもので、面白かった。

『マジカル・ガール』 スペイン 監督:カルロス・ベルムト (ヒューマントラストシネマ有楽町)

スペインで日本の魔法少女アニメ好きな娘の願いを叶えようとする父という興味深い状況。そこから予想できない展開をする映画。どうなるか分からない緊張が静かに続く。ネタバレ無い方が絶対楽しめるので、気になる人はすぐ観に行った方がいい。

劇場版 探偵オペラ ミルキィホームズ〜逆襲のミルキィホームズ〜』日本 総監督:森脇真琴、監督:桜井弘明 (新宿バルト9)

1期の当たり回のような、「良いミルキィホームズ」の新作。期待を外れない異常なハイテンションが70分続くので地味に体力を使う。お得意の豊かなボケ表情が劇場ではハッキリと見られて楽しかった。

『ドロメ 女子篇』 日本   監督:内藤瑛亮 (シネマート新宿)

Jホラー的演出もあるが、どちらかというとホラー映画ジャンルの肩を借りた青春映画で、「泥まみれゴスロリ金属バット」といった趣き。主演の森川葵さん演じる内気な女の子が魅力的。

『アーロと少年【吹替2D】』 アメリカ 監督:ピーター・ソーン (お台場シネマメディアージュ)

背景美術CGがクオリティ高すぎてほぼ実写。その結果、まんがのようにかわいい恐竜くんが、リアル過ぎて美しかったり死と隣り合わせで怖かったりする大自然に放り込まれるという状況となり、独特のヤバさを生み出していた。

ちはやふる-上の句-』 日本 監督:小泉徳宏 (お台場シネマメディアージュ)

スポーツ青春娯楽映画の名作。広瀬すずの千早役が大声・元気・カルタ馬鹿かつ超可愛く、めちゃんこ素晴らしい。そこだけでも凄いのだが、部活モノとして王道の面白さ。チームの5人全員応援してしまうし、最後の試合は手に汗握った!

アイアムアヒーロー』 日本 監督:佐藤信介 (新宿ピカデリー)

原作既読。おそらく日本で初のまともに面白いゾンビ映画。仕事場からタクシー事故までの混乱の流れ良し。ホラ-映画好きの人で、今の邦画にまともなホラー映画が少ないことを嘆いている人は全員今すぐ他の事は後回しにして映画館に観に行ってください。

『のぞきめ』 日本 監督:三木康一郎 (池袋シネマ・ロサ)

近年シリーズものとビデオ以外では絶滅しかけている王道Jホラーの新作映画。お化けの見せ方がそのままでそんなに怖くないが、謎の村に最初に行くシーンなど、良さげな雰囲気になる瞬間は何度かあった。そこまでホラーが得意でない人にちょうどいい怖さか。

映画クレヨンしんちゃん 爆睡!ユメミーワールド大突撃』 日本 監督:高橋渉 (池袋HUMAXシネマ)

アナ雪後の作品として女の子に向けられた中々の良作。実質主役のオリジナルキャラ サキちゃんとレギュラー陣の絡みが全面的に良い。一歩引いたような落ち着いた雰囲気ながら、原点回帰感ある駄洒落&下ネタも多くほっとした。

『太陽』 日本 監督:入江悠 (丸の内TOEI)

「邦画の名作を観るぞー」みたいなスタンスで観ると気になってしまう箇所が結構ある。しかし、ラノベ・ノベルゲーム的価値観で観ると、実写邦画でここまでの作品は無いディストピアもの。映画ファンの大人よりも、10代の若者が観た方が堪能できると思う。

『LOVE 3D』フランス・ベルギー合作 監督:ギャスパー・ノエ (シネマート新宿)

濃いドラマの3Dロマンポルノかなくらいの期待で観たら、キューブリックの弟子のようなリスペクト具合。クズ男の話が「アイズ ワイド シャット」以上に深刻かもしれないトリップ映画になる。傑作。

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ【字幕・MX4D】』アメリカ 監督:アンソニー・ルッソ / ジョー・ルッソ (TOHOシネマズららぽーと富士見)

ほぼファンへのサービスシーンばかりで出来ている娯楽大作なのに、現代の社会情勢/問題も描こうとする結構凄い映画。単純な娯楽映画の代名詞だったヒーロー映画が、シリーズを重ねるにつれ、リアルロボットアニメ的な作品の質に並んでしまった。

『華魂 幻影』 日本 監督:佐藤寿保 (新宿K’s Cinema)

前半だけを観ると、映画「劇場霊」よりもこの作品の方が劇場霊じゃない?と思えるような良質の心霊ホラーになりそう。なのに、その甘い予測をぶち壊しにかかってくる。呪いの混ざったような不条理映画。予告を見ない方がより嫌な気持ちになれるので情報なしで観た方がいい。

地獄の黙示録 劇場公開版〈デジタル・リマスター〉』アメリカ 監督:フランシス・フォード・コッポラ (シネマート新宿)

十数年前DVDで完全版を観ただけ。年末に偶然TVで途中を観て圧倒され、劇場で観たいと思っていた。普通のスクリーンなのに、ボートに乗って一緒に深みに潜っていくようなIMAX的没頭感があり、大変な映画体験だった。

『SHARING アナザーバージョン』日本 監督:篠崎誠 (テアトル新宿)

震災後に蔓延してる不安感を描いた劇映画。今の世の中をベースにしたドラマと不安の妄想と夢と劇中劇の練習と劇中劇とが混ざって、観ているうちに現実/映画/自分/他人の境界が曖昧になっていく。黒沢清と同じジャンルという貴重な映画。

『SHARING(通常版)』 日本 監督:篠崎誠 (テアトル新宿)

アナザーバージョンを先に観てからの観賞。同じ話だが、主役が一人増え約20分長く、編集演出やシーン細部が異なる。アナザーは感動ドラマ寄りだったが、こちらは黒沢清+白石晃司 的な社会派心霊ホラーでもあり怖い。両方観てこの映画が完成する。

『さざなみ』2015年 イギリス  監督:アンドリュー・ヘイ (シネスイッチ銀座)

45年間寄り添った夫婦の奥さんが、旦那のことを全く分かっていなかったのではないかと気づくという、静かだが強烈な話。二人のやりとりの機微が繊細。ドラマ自体を追うことよりも、観ながら色々瞑想にふけってしまうような映画だった

ちはやふる-下の句-』 日本 監督:小泉徳宏 (TOHOシネマズ六本木ヒルズ)

上の句と同様に胸熱なさわやか部活モノとして楽しめた。続投の面々が愛おしいのはもちろん、新たなライバル クイーン役の松岡茉優さんの「かるたのことしか考えていないうちに凄みのある変な娘になっちゃってる」芝居が凄い。

『ひそひそ星』日本 監督:園子温 (新宿シネマカリテ)

宮沢賢治的な童話の新作かのような趣き。日本では類似作がほとんど存在していないであろう孤独と愛の未来宇宙ディストピアSF特撮震災文学映画。

園子温という生きもの』 日本 監督:大島新  (新宿シネマカリテ)

「ひそひそ星」制作時期の監督を追ったドキュメンタリー。ごく普通のドキュメンタリーなのだが、撮られている対象が面白すぎる人間なので、初めから終わりまで面白い。渋谷のハチ公増やしてた。

『ヴィクトリア』2015年 ドイツ 監督:セバスチャン・シッパー  (シアター・イメージフォーラム)

夢破れベルリンに来た女の子の夜遊びを完全ワンカットリアルタイム追体験。2時間20分カメラが完全同行し、夜遊びの共犯者となる体験ができる凄い映画。主演のLaia Costaかわいい。

『ガルム・ウォーズ【吹替】』日本 監督:押井守   (新宿バルト9)

単純に言うと外国人俳優のつまらん実写SF映画だが、そういうことではない。俳優も3DCGのように扱う「作画が完全に実写のアニメ」のような独自のやつ。赤いプラグスーツのメスゴリラが永遠の戦争に疑問を持つうちに火の七日間が始まるぞ。

 『ずっと前から好きでした。〜告白実行委員会〜』 日本 監督:柳沢テツヤ (新宿バルト9)

90年代少女まんが/アニメ的エッセンスをピュアピュア恋愛脳に昇華濃縮した、つよい1時間。終電後のバルト9という猛者しかいないはずの時間帯だったのに、キラキラオーラに敗れたのであろう単独おじさんが2名途中退席していた。

リップヴァンウィンクルの花嫁』日本 監督:岩井俊二 (キネカ大森)

苦しい現代日本社会で翻弄されるかわいそうな普通の女の子が、奇妙な何でも屋と出会いさらに翻弄される。闇金ウシジマくん的になりかける社会ドラマが、かすかな人間賛歌はらむ百合大作になっていく。今までの岩井俊二作品をも何周か超越してる。今回、キネカ大森に行く際、田町・品川方面から自転車サイクリングで大森に行ったのだが、そのエリアが映画の舞台になっていて臨場感があり、とても良かった。この作品のパンフレット。宮台真司先生の解説が、なんと15ページも掲載。パンフレットの文章ページの3分の1を占めるが、ここ数年の著作やラジオ等で話していることの総決算的な本気のやつで、超凄い。

『明日の世界 ドン・ハーツフェルト作品集』 アメリカ 監督:ドン・ハーツフェルト(シアター・イメージフォーラム)

『きっと全て大丈夫』三部作デジタルリマスター(2012年)

認知症的な病気になったらしい男の行く末を描いたアニメ。悲しくキツ過ぎる状況を、新聞4コマ漫画くらいの離れた距離感でこれでもかと描く。60分の上映時間が数日にも感じてしまうかのような、ほぼサイコホラーな幻覚交じりの人生+少しの輝きの体験。ヤバイ。

『明日の世界』(2016年)

怖い怖いタイムスリップ&ディストピア終末ものSF短編アニメ。小さい女の子が、未来にいる自分のクローンから呼ばれて未来世界を案内される。科学が極まり、命/時間/記憶が永遠になった未来の素晴らしい地球は、想像を絶する地獄絵図だった!+少しの希望。強烈!

ディストラクション・ベイビーズ』 日本 監督:真利子哲也 (テアトル新宿)

無言で人をとにかく殴り続ける男の純粋暴力に、普通の男と女が巻き込まれる。観ると無意識に何かしら影響を受けてしまいそう。舞台が四国 松山の中心アーケード街 大街道。昔1年間毎月通っていたので見覚えある場所だらけで楽しかった。

Dressing Up』2015年 日本 監督:安川有果 (テアトル新宿)

母を亡くし父と二人暮らしの女の子がいじめを解決するお話になるかと思いきや、恐ろしい展開に。大阪のミナミに数年住んでた身としては、天王寺と難波が「大阪」としてではなく「(日常的に行く)都会」として清潔に不穏に映されているのが新しく魅力的に映った。

デッドプール【字幕2D】』アメリカ 監督:ティム・ミラー (TOHOシネマズ日本橋)

デッドプールのキャラの魅力を全編披露しながらも、ヒーロー映画1作目らしい王道の展開。前半の高速道路バトルが不死身の傭兵らしいアクションで良かった。このままX-MENシネマティックユニバースのシリーズに出続けるのだろうか。

『雨女 4DX』 日本 監督:清水崇 (ユナイテッドシネマ豊洲)

40分間の今時貴重な超王道Jホラー。4DXパワーを「水」に全振り。完全に劇場の中に雨が降っている感じ。程よく怖くグロ度は低め。カップルがかなり盛り上がっており、デートにおすすめ!

少女椿』 日本 監督:TORICO (シネマート新宿)

兎にも角にも、中村里砂さん演じるみどりちゃんが5億点。丸尾末広の薄幸な美少女を実写化するという回答のベストオブベスト。エログロも無いことになっておらず頑張ってる。奇妙な怪奇映画に仕上がっている。

『ヒメアノ~ル』 日本 監督:吉田恵輔   (TOHOシネマズ六本木ヒルズ)

滑稽で面白い非モテブコメが衝撃の急転をする映画。急転前も後も、主演陣の芝居・間が素晴らしい。一番楽しめるのは予備知識ゼロの人なので、そういう幸運な人はすぐ観に行くべき。今年は漫画原作の邦画に名作が多いが、これも加わった!

『ノック・ノック』  アメリカ  監督:イーライ・ロス (シネマート新宿)

びしょ濡れエロ美女二人を雨宿りさせたら取り返しのつかないことに。ある意味、妖怪濡れ女。休暇シーズン中ご町内自分一人で留守番する怖さが描かれているようで、アメリカ人からすると日本人が観るよりも、もっと怖い映画である可能性がある。

10 クローバーフィールド・レーン(IMAX)』 アメリカ 監督:ダン・トラクテンバーグ (TOHOシネマズ新宿)

見えないものが見えるまで、真実が、そして映画ジャンルが分からないという面白い作りの映画。の筈が、タイトルと宣伝から予想できる以上にならない、かなり残念な作品。少し考察の余地が残ってはいるが、些細なことっぽい…

『貞子vs伽椰子【MX4D】』 日本 監督:白石晃士 (TOHOシネマズ新宿)

両作のオリジナル文脈を大切にしつつ、白石作品的文脈を持つ新キャラが繋げるエンタメVS映画の名作。笑わせもするがちゃんとホラー映画で、本気で怖がっているライト層観客もいて良かった。楽しすぎで、もはや感情が感謝に。

クリーピー 偽りの隣人』 日本 監督:黒沢清 (丸の内ピカデリー)

香川照之さんのサイコパス芝居が5億点。捜査サスペンスが徐々に不穏になる中盤までは相当面白い。しかし、警察が無能過ぎるのと、主要人物全員が怪しい奴に対して不用意で無防備過ぎるので、かなり残念な展開に…。宣伝もサブタイもネタバレしてるぞ。

ズートピア【字幕2D】』アメリカ 監督:バイロン・ハワード、リッチ・ムーア (TOHOシネマズ新宿)

道徳の時間に観るようなテレビまんがを500万倍くらい凄くした作品。人種/男女差別テーマで貫かれた新人警官鳥獣戯画。「実写を越えたCGの超絶さ」と「ジュディの兎らしい俊敏さのようなカートゥーン的コミカル動作」の両立も素晴らしい。しかし、ここ最近観た、『ディストラクション・ベイビーズ』『ヒメアノ~ル』『ノック・ノック』『クリーピー 偽りの隣人』に続き、「警察もうちょっとなんとかしろ映画」に『ズートピア』も加わりました。ズートピア警察署(ZPD)の奴ら、監視カメラのチェックすらせず、ほぼ捜査してない上に勤務中に萌えゲーしています。

『日本で一番悪い奴ら』 日本 監督:白石和彌 (丸の内TOEI)

実際に北海道警で起きた不祥事を描いた犯罪映画。ノルマ目指して頑張るうちに目的と手段が入れ替わり、自然に重犯罪に進む刑事。それをエンタメヤクザ映画のように楽しく描くと共に、日本の役所/会社組織に戦前からずっと存在する腐った部分が描かれる。名作。

2016年上半期 映画館で観た新作ベスト19
19:ヒメアノ〜ル
18:ちはやふる-上の句
17:マジカル・ガール
16:ズートピア
15:セーラー服と機関銃〜卒業〜
14:SHARING
この下全部1位級
13:日本で一番悪い奴ら
12:ひそひそ星
11:アイアムアヒーロー
10:シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
9:残穢
8:劇場版KING OF PRISM
7:孤高の遠吠
6:LOVE【3D】
5:明日の世界ドン・ハーツフェルト作品集
4:FAKE
3:リップヴァンウィンクルの花嫁
2:貞子VS伽倻子
1:イット・フォローズ