2016年映画感想tweetまとめ(後編 下半期およそ90本)&2016年ベスト
前編はこちら 2016年映画感想tweetまとめ(前編)&上半期ベスト - 映画とかのおはなしブログ
元は「〇〇なう」形式なので整理。当時の感情こそが貴重なので、今の意見は足さず、当時のまま残す。観た作品全部の感想を書いているわけではない。()は観賞した映画館orメディア。この時期から、『シン・ゴジラ』観た影響で頭おかしくなって映画中毒になってしまい、半年間に感想を書いた映画だけで90本近くある。
『知らない町』 日本 監督:大内伸悟 (シアター・イメージフォーラム)
いわくつきらしきソファにまつわる心霊映画だが、ホラーではない不安で奇妙な物語。豊島区界隈が、この世とあの世の境目に見えてくる。厚かましいプチクズ友人役 松浦祐谷さんの芝居が印象に残る。
『コップ・カー』 アメリカ 監督:ジョン・ワッツ (下高井戸シネマ)
郊外に家出のつもりの悪ガキ2人。パトカーが捨てられてたんで乗りまわしてみたら、犯罪実行中の殺人保安官の車だった! 面白いアメリカンニューシネマ的 ザ・映画でありながらキッズ道徳モノでもある。
『貞子VS伽椰子』 日本 監督:白石晃司 (TOHOシネマズ日本橋)
2回目の観賞。1回目はMX4Dで通常は初。お客さんはそこそこ入っていて森繁先生中心に色々なシーンで笑いが起きていた。あらためて観ると、経蔵・珠緒はもちろんのこと、有里と夏美の両方ボケみたいなコンビもかなり魅力的。今後の他の作品にも出てきてほしい。
『機動戦士ガンダム サンダーボルト DECEMBER SKY』 日本 監督:松尾衡
(TOHOシネマズ日本橋)
嬉しいMS戦アクションと、クサいドラマを楽しむ純粋プログラムピクチャー。初代ガンダム終盤にあったみんなが大好きなガンダム要素を抽出し最新のロボットアニメとして見せつけてくれる。平日夜の日本橋だったからか、客席の大半が年上で、白髪や髪の薄い40~50代の部長副部長クラスサラリーマン男性ばかりだったのは仰天。今年これまでに映画館で観た56作の中で『さざなみ』の次にお年寄り度が高いぞ!
『スクリーム・ガールズ 最後の絶叫』 アメリカ・カナダ合作 監督:ニック・サイモン (シネマート新宿)
正統派スラッシャー映画。だが、色白ストーカー青年とレザーフェイス系大男の殺人鬼コンビが途中から普通に素顔で出てくるなどバランスが独特。各キャラが魅力的なのにそれほど見せ場は無い。
『葛城事件』 日本 監督:赤堀雅秋 (T・ジョイPRINCE品川)
通り魔の青年を生み出してしまった一つの家族の終わる様を描く。一家の大黒柱のような、時代遅れの価値観のままな父親の一挙一動が全て周りへの悪影響となる。日本のどんな家族もいつ葛城家になってもおかしくない感じがしてゾッとした。日本人全員が観ればいいと思う。
『死霊館 エンフィールド事件』 アメリカ 監督:ジェームズ・ワン (新宿ピカデリー)
正統派の幽霊屋敷/エクソシスト映画。小舞台ながら、遠慮せず次々起こるポルターガイスト現象/お化け登場で驚かせてくれる。事実を元にしていることにより、観賞後に独特のイヤな感じがうっすら残るのもいい。取り憑かれる主演の女の子がかわいい。
『メイズ・ランナー2: 砂漠の迷宮』 アメリカ 監督:ウェス・ボール (レンタルDVD)
謎の巨大迷路から抜けた先は、たまにゾンビも出るライトなマッドマックス的世界だった!砂漠の迷宮なんて無かったし、比喩だとしても砂漠自体は普通に通行してた!メイズ要素無し!3もやるの!
『エクス・マキナ』 イギリス 監督:アレックス・ガーランド (新宿シネマカリテ)
世界的検索エンジンの創始者が行う試験に選ばれ、立ち会うことになった青年。高度なアンドロイドと人間に差はあるのかという王道テーマで、実は怖いSF映画。アリシア・ヴィキャンデル演じるロボット娘が美しい。
『ロスト・バケーション』 アメリカ 監督:ジャウム・コレット=セラ (TOHOシネマズ新宿)
サメのいる海で一人取り残される!これは絶対助からんだろという状況でハラハラ興奮! 深夜系C級サメ映画ではなく、面白く上品なサバイバル映画の名作。痛そうな描写が強く、思わず声が出そうになる。
『ホーンテッド・キャンパス』 日本 監督:竹本聡志 (MOVIX昭島)
ホラーエッセンスの少し混ざった女の子向け学園ラブコメ青春映画だが、ラブコメとしては薄味。むしろ、二つ起こる心霊事件部分の方が怪談寄りで怨み感情のガチ度が少し高い。TVドラマシリーズで観たいかも。世にも珍しい壁ドン告白除霊シーンがあるぞ。
『シン・ゴジラ【IMAX2D】』 日本 監督:庵野秀明 (T・ジョイPRINCE品川)
映画/特撮/アニメ その他 現代視覚文化の遺伝子/記憶を総活躍させた大傑作。恐ろしさそのものである怪獣に、主にホウレンソウで挑む今の日本国。楽しみ方/受け取り方のレイヤーが無数にある。予想以上に面白過ぎた。IMAXで観ると大きさが実物に近くなりオススメ。さらに関東でこれから観る人は、T・ジョイPRINCE品川で観るのが本当にオススメ。ゴジラが近くに来てしまい、5DXのような、何かもの凄い映画体験になる。自分は虎ノ門⇨新橋⇨品川ルートで自転車で通ってから観たが全て壊滅した。普段特撮は観ないアニメクラスタのみの人に勧めるなら、『サマーウォーズ』一番の見所である、おばあさんが電話を駆使するシーン。全編丸々があれの100倍の規模の奴でできた映画です。ガルパンよりも出る戦車の台数は多く、観た後は鎌倉から立川まで広い範囲が聖地になります。
『アンフレンデッド』 アメリカ 監督:レベン・ガブリアーゼ (池袋HUMAXシネマズ)
全編1PCモニターのみで展開するホラー。友人同士のSkypeに不審アカウントが出現。動画サイト、SNS、チャット等だけでの進行は斬新だが、恐怖表現も限界あり予告以上のものは無かった。
『シン・ゴジラ』 (新宿バルト9)
観賞2回目。知ってても最後まで息つく間無く突き進む。ゴジラの進行速すぎてすぐ来ちゃう感じで、対策が間に合わない気持ちにシンクロできた。観賞後はシン・ゴジラ脳になってしまい、館内アナウンスや係員の案内すら劇中の早口台詞のように聴こえたぞ。
『劇場版 KING OF PRISM by PrettyRhythm(愛をいっぱい届けよう!プリズムスタァ応援上映)』 日本 監督:菱田正和 (新宿バルト9)
観賞2回目。応援上映は初。まだ上映してたことに驚き入場。観客はベテラン女子しかおらず。作法分からなくて男一人でめちゃくちゃ緊張したが、やはり楽しかった。
『シング・ストリート 未来へのうた』 アイルランド・イギリス・アメリカ合作 監督:ジョン・カーニー (ヒューマントラストシネマ有楽町)
アイルランド舞台のかわいい男の子版「けいおん!」+アメリカン・ニューシネマ的ラブストーリー。夢の障害に出会ってもストップしない意志、そしてさわやかさが良かった。
『TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ』 日本 監督:宮藤官九郎 (池袋HUMAXシネマズ)
ジャンルが特撮不思議コメディ長編というレアな映画。予告の印象通り、おかしなギャグを散りばめたライト作品。の筈が実は、無情に過ぎ行く時と、根本的に解決しない【死】による取り返しつかない地獄と希望を示したカルト映画。
『ケンとカズ』 日本 監督:小路紘史 (渋谷ユーロスペース)
困窮で より危険な薬物売買に手を出していく半グレ二人。犯罪映画でも青春映画でもない、苦しさの映画。親友でも良き相棒でもないのに、実はお互いに依存している二人の独特の関係。主演二人の顔面力が強い。
『シン・ゴジラ【MX4D】』 (TOHOシネマズららぽーと横浜)
観賞3回目。4Dは初。4D演出は無駄の無い感じ。観る度にゴジラの進行が早く感じ、登場人物が最善を尽くしているのも分かる。設定的にはまだ続編の余地ありそう。帰り道の電車が蒲田-大井町-品川を通るだけで興奮した。しかし、3回目観る前に『ゴジラFINAL WARS』を10年以上ぶりに観なおしたが、シンゴジの自衛隊ならFINAL WARS世界の怪獣の大半に普通に勝てそう。
『シン・ゴジラ【IMAX2D】』(T・ジョイPRINCE品川)
観賞4回目。IMAX→通常→MX4D→IMAXと観て分かったことは、この作品はIMAXで最適になるように作られているということ。IMAXだと画面上の空間と情報(多様な人物、テロップ等)が広がって一番面白い。
『ファインディング・ドリー (吹替)』 アメリカ 監督:アンドリュー・スタントン (新宿ピカデリー)
超愛くるしいお魚達が現実以上に超リアルな海にいるので、こいつら生きてけないんじゃないか? と心配になるのが前半。後半は、殆どジャンルが変わったかの如く、力技のスーパー蛸アクション映画に変貌する、かなり無茶なトリップ感動映画。
『劇場版 響け!ユーフォニアム~北宇治高校吹奏楽部へようこそ~【ウーハー上映】』 日本 監督:石原立也 (塚口サンサン劇場)
TVアニメ再編集なことを感じさせない立派な青春音楽映画。実際に各楽器が演奏されており練習から大会まで演奏シーンの臨場感/緊張感が素晴らしい。麗奈と久美子の百合が濃縮されてて凄い。
『眼球の夢』 日本 監督:佐藤寿保 (シアターイメージフォーラム)
目/視線をモチーフにした官能サイコサスペンス。眼球の写真を撮り続ける女性カメラマン役 万里紗さんの、いい女なのに狂っちゃってる芝居と存在感が好きになった。ホラー感のある汐留周辺の撮り方が面白い。
『アイカツ!ねらわれた魔法のアイカツ!カード』 日本 監督:木村隆一 (池袋シネマサンシャイン)
主要キャラほぼ登場の現状最終エピソード。初代主人公監督&二代目主人公主演の映画撮影が始まる。風に飛ばされたカードを追いかけるうちに、アニメ内現実と劇中劇の境目が溶け、キラキラお花畑と化すドラッグムービー。
『劇場版アイカツスターズ!』 日本 監督:綿田慎也 (池袋シネマサンシャイン)
予告編のお祭り映画っぽい感じは飾りで、実際は虹野ゆめと桜庭ローラふたりの友情ドラマ。他の女児アニメとは一線を画すアイカツスターズの繊細な作画はスクリーンで観るといい気分になる。
『龍三と七人の子分たち』2015年 日本 監督:北野武 (TV録画)
元ヤクザのおじいちゃん達が老人狙いの詐欺グループに殴り込む。現代が舞台だが昭和のコメディのような雰囲気もあるコント映画。面白いが、七人の子分の活躍をもう少し見てみたかったかも。
『傷物語Ⅱ 熱血篇』 日本 総監督:新房昭之 、監督:尾石達也 (新宿バルト9)
3人のハンターとの伝奇漫画的バトル & 羽川翼とのBOYS BEラブコメという、王道少年漫画なお話を、見た目超スタイリッシュに描く漫画映画。話はTV版より単純だが、Ⅰ と同様に、劇場スクリーンでシャフト空間の街に入り込んで観賞できるのは楽しい。
『脱脱脱脱17』 日本 監督:松本花奈 (新宿K'sシネマ)
17才の女の子が家出する王道青春映画。なのだが、同行する男の子が34才の高校19年生(見た目50才)でヘン。基本はセカイ系なのに、中盤から昭和人情モノみたいになるバランスもヘンで面白い。
『電気100%』 日本 監督:幸洋子 (新宿K'sシネマ)
お知り合い程度の男女が?風呂につかりながら?女性がタイに行った土産話を聞く短編アニメ(?)。人物はスクリーンに現れず、風呂場に反響するお話を聞きながら、脳内に思い浮かぶような情景/イメージが連なる。観てるうちにトリップするドラッグムービー。
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた (字幕)』 アイルランド・ルクセンブルク・ベルギー・フランス・デンマーク合作 監督:トム・ムーア (恵比寿ガーデンシネマ)
美しく優しい児童ファンタジーアニメ映画。絵本を越えた絵本 のような圧倒的美麗がそのまま動いてて驚愕。妹とアザラシと犬が コロコロしてて、めちゃんこかわいいー!
『ハイ・ライズ』 イギリス 監督:ベン・ウィートリー (ヒューマントラストシネマ渋谷)
金持ちほど上層に住む高層マンションが停電で無法地帯になる。停電前のレトロ未来な生活空間も、停電後の退廃密閉空間も、画が突出して美しい。シミュレート性よりもメッセージ性に力を入れていて完全に寓話。
『叫』 2007年 日本 監督:黒沢清 (レンタルDVD)
素晴らしい幽霊描写。『女優霊』と同じくらい古典になってておかしくない名作心霊映画。湾岸の恐ろしく物悲しい雰囲気もいい。『クリーピー』は演出は超最高だったのに警察無能部分に我慢できなかったが、この作品は良かった。
『「超」怖い話』 日本 監督:千葉誠治 (キネカ大森:夏のホラー秘宝まつり2016)
3話のオムニバスホラー。2話目「教育実習」は、可愛い教育実習生 荻野可鈴さんが人けのない校内で遭遇したときの幽霊描写が秀逸。スクリプトドクター三宅隆太さんの言うところの幽霊ど真ん中で、短編ながらぞくぞくした。
『ライト/オフ』 アメリカ 監督:デビッド・F・サンドバーグ (シネマート新宿)
電気を消すとなんかいるという、今までにありそうでなかった怖いホラー。予告編の要素で既に90%のパワー。そこに娘母の確執物語が加わる。全体的にはわりと誰にでもオススメできる王道ホラー映画。
『白ゆき姫殺人事件』 2014年 日本 監督:中村義洋 (Amazonビデオ)
OL殺人事件をTVディレクターが追う。ほとんどが、取材の様子・関係者証言・回想・TV報道・ネットの反応、だけで構成され次々真実が変わるのが面白い。クセのある人物ばかり出てくる。
『理由』 2004年 監督:大林宣彦 (Amazonビデオ)
高層マンションからの転落事件が発生。住人の証言を追ううちに真相が明らかになっていくタイプのミステリー。だがそこが本質ではないようで、事件そのものは解決しても証言の情報量がありすぎ&長すぎで、狐につままれたような謎な気持ちになるという映画。
『サウスバウンド』 2015年 アメリカ 監督:ロクサーヌ・ベンジャミン/デビッド・ブルックナー/パトリック・ホーバス/ラジオ・サイレンス (キネカ大森:夏のホラー秘宝まつり2016)
ここ数年増えた洋オムニバスホラーだが、同じ舞台なのがミソで、それぞれが薄く繋がってる。予想外の展開の繰り返しでかなり面白い。冒頭で二人の男が乗る車から見える何か嫌な景色だけでも最高感ある。上映回数少ないが関東のホラー好きはぜひ観に行ってほしい。
『転校生-さよなら あなた-』 2007年 日本 監督:大林宜彦 (レンタルDVD)
監督自身の代表作のセルフリブート。舞台が尾道から長野になったことと、後半のドラマがより現代風になったことが大きく違う。主演の蓮佛美沙子さんがめちゃんこ良く、1作目よりこっち版の方が好きになった。
『君の名は。』 日本 監督:新海誠 (新宿ピカデリー)
劇場版なのにきちんと素敵なOPアニメがあるという形からの入れ替わりドキドキラブコメ(遠距離版転校生)としてだけでも相当面白い。のだが、さらにその先がある傑作SF青春アニメ。本当の本当にネタバレ厳禁なので、ネットを封印して今すぐ観に行った方がいい。
『サウルの息子』 2015年 ハンガリー 監督:ネメシュ・ラースロー (キネカ大森)
カメラが全編サウルに寄っていて彼の認識できる範囲しかほぼ映さない構成。大量虐殺の地獄が日常風景のように淡々と描写される。ナチス強制収容所強制労働の日々を体感するというまさに本当にあった超恐ろしい映画。
『ロブスター』 2015年 アイルランド・イギリス・ギリシャ・フランス・オランダ・アメリカ合作 監督:ヨルゴス・ランティモス (キネカ大森)
45日以上独身だと動物にされ実質死ぬ社会を舞台にした寓話的ディストピアSF。独身強制収容所であるホテルを舞台にした前半は、これぞ映画よという感じの美しい画面かつユーモラスで残酷で面白かった。
『鷹の爪8 吉田くんの×(バッテン)ファイル』 日本 監督:FROGMAN (お台場シネマメディアージュ)
もはや秘密結社鷹の爪ではなく吉田君の子供時代話。Xファイルとターミネーターに、怪談要素と駄洒落を取って付けたようなお話。予告編で大半の要素を見せ過ぎているw
『イレブン・ミニッツ』 ポーランド・アイルランド合作 監督:イエジー・スコリモフスキ (ヒューマントラストシネマ渋谷)
同じ町で起こる複数の人物の同じ11分間。これからマジでヤバい事が起こりそう な雰囲気が全開。ジャンル転換映画か?と何度か予感させつつも、予想できるような展開をしない面白い映画。
『へんげ』 2012年 日本 監督:大畑創 (レンタルDVD)
漠然とホラー映画というつもりで観始めた。しかし、妻と夫の話という軸はそのままに、54分の間で映画自体のジャンルが4回くらい変化していくという、面白い作りの作品だった。
『四月は君の嘘』 日本 監督:新城毅彦 ( 新宿バルト9)
音楽要素を減らしオーソドックスな今時の泣き系邦画に。今までの広瀬すず主演の漫画原作映画(海街、ちはやふる)が名作だったので期待が大きすぎたからか、普通だった。主演二人が本当に出ずっぱりで、可愛いのは可愛いので、二人のファンからは申し分無いのかも。
『電気100%』(新宿k'sシネマ)
別作品との併映で2回目。ポカンとするが、『フラッシュバックメモリーズ』にも通ずるドラッグムービーとしてやはり面白い。実は、片目で観るとほぼ3D映画になってトリップ度が増すのでオススメ。
『神宿スワン』 日本 監督:中山剛平 (新宿k'sシネマ)
今年観た中で最も邪悪な『孤高の遠吠』の小林勇貴監督が脚本のアイドル映画(!)ということで観賞。気になる内容は、TVでもほぼ絶滅した特撮不思議コメディ。各女の子のお付きの妖精がロジャーラビット的にアニメで描写される。かなりユルく楽しかった、
『スーサイド・スクワッド【IMAX 3D】』 アメリカ 監督:デビッド・エアー (TOHOシネマズ新宿)
ハーレクインの激カワが見所の6割。冒頭から出撃までのわくわく感で2割。あとはオーソドックスな東映まんが祭り的進行をする、普通に楽しい娯楽映画。爆弾への信頼が厚すぎる爆弾最強の謎パワーバランス。大して悪人じゃないぞ。
『怒り』 日本 監督:李相日 (TOHOシネマズ日劇 )
今の人気俳優を集結させた興行的スター映画ながらも、去年今年の邦画傑作群らが持っていた様々なテーマとリンクしている、「ガチ系邦画2016アベンジャーズ」のような存在。深刻な話だがミステリー/恋愛映画は保ち、ギリギリエンタメというバランス。出演者皆凄い。なぜか近年の様々な邦画とシンクロニシティ。新宿スワン、海街diary、恋人たち、SHARING、リップヴァンウィンクルの花嫁、ヒメアノ~ル、葛城事件 他、様々な作品を想起させる。犯人の顔が自分の知人に見えてしまうという、この作品のように、自分が観た様々な作品とのリンクを感じてしまうのはテーマが包括的だからか。
『BFG: ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』 アメリカ 監督:スティーヴン・スピルバーグ (池袋シネマサンシャイン)
7m級巨人と女の子が全シーン一緒に映っていて、どうやって撮影しているのか分からん。そこは超凄いが、話は超普通の子供向けファンタジー。女の子は可愛いがBFG部屋のドタバタばかりで、終盤のイギリス軍介入以外はタルかった。
『ゴジラの逆襲』 1955年 日本 監督:小田基義 (レンタルDVD)
1作目における幽霊/呪い感がいきなり無くなり、暴れん坊怪獣として描かれてる。これが後のウルトラ怪獣に繋がっていくのかという感じ。海上での照明弾作戦のシーンが際立っていて、実際の展開以上に何かヤバイこと起きてるの?感ある。
『大怪獣バラン』1958年 日本 監督:本多猪四郎 (レンタルDVD)
後半の、 自衛隊攻撃→効果なし→打ち合わせ→次の攻撃 という繰り返しの展開は、洗練されてシン・ゴジラに受け継がれてる気がする。日本に初の怪獣が出て試行錯誤する話という部分もそう。バランが光線などの武装無く、基本ハイハイ移動しかしないのも、そのサイズ感もシン・ゴシラの蒲田編にエッセンスが継がれている?
『たまこラブストーリー』 2014年 日本 監督:山田尚子 (TV録画)
顧客が本当に望んでいたものではなかったTVシリーズの鳥&南の国要素を短編に隔離。うぶな初恋もの映画をガチで展開。キャラの成長と共に、作品自体も悪い意味の日常系TVまんがから、青春の1ページ的な日常ドラマに成長していくという稀な劇場化アニメ。
『少女』 日本 監督:三島有紀子 (渋谷TOEI)
サスペンスの雰囲気をまとった、二人の女の子の友情話。強い部分も弱い部分も魅力的な主演の本田翼さん&山本美月さん含め役者陣良い。予告を観て膨らんだ勝手な期待よりも結構マイルドで、イイ話寄りの青春少女映画。
『無垢の祈り』 日本 監督:亀井亨 (渋谷アップリンク)
児童虐待心霊スプラッタ。容赦ない酷い描写で、覚悟してから行かないと相当キツい絶望シネマ。女の子がコンビナートを放浪するシーンだけでも、街や走るトラック・工場地帯そのものが怪物のようでおぞましい。2016年は邦画でバイオレンス映画の名作が多い。Dressing Up/SHARING/知らない町/が肌で感じた日本の不安感のようなもの。ヒメアノ~ル/クリーピー/葛城事件で輪郭が見え、シン・ゴジラ/怒り/無垢の祈り で怪物として噴出。地方のSRサイタマノラッパー/孤高の遠吠/ディストラクション・ベイビーズはとっくに火中だった。というシンクロニシティを感じる。
『追悼のざわめき』 1988年 日本 監督:松井良彦 (DVD)
フェイクドキュメンタリードラマ『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』の中で、斎藤工さんが松岡茉優さん&伊藤沙莉さんに無理やり見せていたのが気になって観賞。かわいそうな人たちが惨たらしい最低のことをしたりされたりする絶望の映画。80年代の大阪・釜ヶ崎周辺で撮影されているのが効果的で、実際に日常空間から塀をひとつ越えた隣に地獄がある立地がうまく使われている。
『神様メール』ベルギー・フランス・ルクセンブルク合作 監督:ジャコ・バン・ドルマル (飯田橋ギンレイホール)
神の娘が地球の全人間に寿命を伝えるメールを送ってしまう。変な人々が交流する面白コメディ映画でありつつ、人生について考えてもしまうドラマ。主演の女の子が強さと天使の可愛さを合わせ持ちまさに「神の娘」という佇まい。
『ババドック 暗闇の魔物』2014年 オーストラリア 監督:ジェニファー・ケント (レンタルDVD)
シングルマザー親子の過酷な心労をホラーで表現。狂っていく母親と、黒い暗い家の中での心霊描写だけでかなり怖い。そこからさらに題材そのものの恐ろしさと、一度観ただけでは腑に落ちない違和感が残る名作。
『ゼーガペインADP』 日本 監督:下田正美 (MOVIXさいたま)
観始めの印象は「10年前のTVアニメの画をスクリーンで直視するのが辛い、いびつな総集編」。実は、放送当時観た曖昧な記憶を思い出しつつ観ること自体が「繰り返すと記憶が欠落する」設定とリンクし、それぞれの視聴体験となる。という他に類の無い凄いファンムービー。
『ダゲレオタイプの女』フランス・ベルギー・日本合作 監督:黒沢清 (ヒューマントラストシネマ有楽町)
フランスで作られた映画で、写真(=映画)に捕らわれた人の話。クラシックな西洋心霊映画ジャンルの完全新作でありつつ、黒沢清濃度も全部入り過去最高MAX大サービス、というお化け映画!。『君の名は。』が新海誠全部入りで大興奮だったのは皆さんの記憶に新しいと思います。『ダゲレオタイプの女』の方も、黒沢清全部入りで大興奮です。開始直後から門、扉、鏡、階段、ドア、ドア、幽霊、階段。ず〜っとドア、ドア、窓、カーテン、階段、半透明、車、水辺、橋、です。本当にありがとうございました。
『シン・ゴジラ【極上爆音上映】』 (立川シネマシティ)
累計5回目の観賞。だが未だ普通に面白く、爆音を味わうというよりも単に見入ってしまった。映画の速さに慣れたのか、矢口と尾頭さん以外の台詞は早口に感じなかったが、観る度にゴジラがあっという間に東京に到達するように感じる。
『映画 聲の形』 日本 監督:山田尚子 (池袋シネマサンシャイン)
京都アニメーションと山田尚子監督が、学園モノ/泣きゲーモノ/セカイ系/日常系/BL/など、数々の蓄積の先に表現できたアニメ映画の傑作!。気まずい空気感が凄く、どうしたらいいか分からない気持ちになる。
『降霊 KOUREI』 1999年 監督:黒沢清 (レンタルDVD)
幽霊の見え方・幽霊に取りつかれることとはどういうことかにこだわった一級JホラーTV映画。ファミレスで「見えて」しまうシーンなど、良い(↓)。既に役所広司のドッペルゲンガーも出てくるぞ。
『淵に立つ』 日本 監督:深田晃司 (有楽町スバル座)
夫婦と娘の一家に夫の昔の知人が住み込み、異常が浮き彫りになる。ショック演出皆無なのに、凡百の映画ならここでクライマックス後に完!という位の薄黒い気持ちの揺すぶりが、延々と20回くらい続く恐ろしくヤバい映画。予告だけ見ると平凡な邦画に見えるので予告は見なくていいかも。
『キングコング対ゴジラ【4Kデジタルリマスター版】』1962年 日本 監督:本多猪四郎 (EX THEATER ROPPONGI、東京国際映画祭)
サラリーマンずっこけコメディ的シーンと、キングコングのお茶目な振る舞いに結構笑いが起きていてまさに娯楽映画という感じ。スクリーンで観ると、大ダコの写っている場面が飛びぬけて異様で、見たことがない映像だった。
『GANTZ:O』 日本 監督:さとうけいいち (立川シネマシティ)
道頓堀の近くに住んでいた身からしても、心斎橋筋から道頓堀周辺の背景のリアルさはかなりのもの。大阪に転移した最初の場面は思わず身を乗り出してしまった。「今の道頓堀で怪獣が暴れまわる映画」としての部分は良かった。丸ノ内線の新宿駅もリアル。
『この世界の片隅に【極上音響上映】』 日本 監督: 片渕須直 (立川シネマシティ ワン)
広島・呉を舞台に、太平洋戦争に突入していく日本と、普通の女の子の日常を描いた戦争映画。暖かいほのぼのまんが的絵柄で油断するが、多彩で繊細な演出の積み重ねで、戦争の非情さと、人の優しい強さを正面から描く傑作!
『湯を沸かすほどの熱い愛』 日本 監督:中野量太 (ヒューマントラストシネマ有楽町)
余命2か月の母が、自分の命を人質に我を通し、他人を巻き込み新しい家族を構築させてしまう話。お客さんの中に泣いている人が結構いたが、お涙頂戴映画に見えて、主要人物の境遇が偏り過ぎ(呪いか?)など、異様さも見せる映画。娘役の杉咲花さんの演技は優勝!
『眠り姫 サラウンドリマスター版』日本 監督:七里圭 (新宿Ksシネマ)
役者がほぼ登場しない、イメージ映像と会話だけの珍しいトリップ映画。神経に触る感じや、視覚と音の没入感がサウンドノベルにのめり込んだ時の感覚に似ていた。実は心霊映画だったのかな?
『花に嵐』 日本 監督:岩切一空 (横浜シネマジャック&ベティ)
映画サークルに入ったさえない大学1年。借りたカメラでなんとなく撮り始めた映像が、いつの間にかサスペンスフルで怖くエロいドキュメンタリー心霊青春映画になっていく!これは相当面白いぞ!
『永い言い訳』 日本 監督:西川美和 (TOHOシネマズ渋谷)
作家の妻が事故で亡くなる。同じ事故で妻を亡くした男と会い、その子供達の面倒も見るようになる。最初の事故もニュースで語られるのみ、派手な事件も衝撃の展開も無い地味なドラマ。短い言葉で要約できないような気持ちを描くことに映画丸々一本費やしている。
『ホラーの天使』 日本 監督:長江俊和 (シネリーブル池袋)
同じ廃校スタジオにいた3組の出来事を平行して追いかけるPOVホラー。今までの「放送禁止」シリーズ的な超どんでん返しや謎を期待したが、今回は「ひとひねりある低予算ホラービデオ」という趣だった。
『エヴォリューション』 2015年 フランス 監督:ルシール・アザリロビック (渋谷アップリンク)
荒波の孤島にある小さい町には数人の少年と、お世話する女たちしかいない。一人の少年が島の暮らしに違和感を感じ始める。お洒落で綺麗な画、 かつ、生命の美しさと気色悪さが同居した怪奇幻想映画。
『ホドロフスキーの虹泥棒』1990年 イギリス 監督:アレハンドロ・ホドロフスキー (渋谷アップリンク)
金が欲しいスリのホームレスが大切なものを見つけるいいお話。初期作のような抽象異世界の話ではなく、名作童話のような趣き。終盤、今までの舞台に洪水が起こるのだが水量のインパクトが異常!
『ヒッチコック/トリュフォー』 フランス・アメリカ合作 監督:ケント・ジョーンズ (新宿シネマカリテ)
トリュフォーによるヒッチコックのインタビュー音声を中心に、10人の映画監督によるヒッチコック語りを散りばめたドキュメント。実際に該当作品のシーンを参照しながら観られるのが良かった。
『ドント・ブリーズ』 アメリカ 監督:フェデ・アルバレス (TOHOシネマズみゆき座)
クズの若者達が盲目の老人の家に泥棒に入るが、元軍人で半狂いだった!。緊迫感のハラハラが相当面白い。見方によって、スリラーにもホラーにも、貧困と戦争の犠牲者を描く社会派映画にも見える。
『めまい【4Kリマスター】』 1958年 アメリカ 監督:アルフレッド・ヒッチコック (楽天地シネマズ錦糸町、午前十時の映画祭)
15年位前にビデオで見たのみ。劇場観賞は初。劇場で観ると、窓の外の景色や花屋のシーンなどが美しかった。幽霊映画とみせかけてサスペンスだった後、ロマンスに進みそうで、狂人になっちゃうという、ジャンルが転換していく映画だったのか。
『好きになるその瞬間を。~告白実行委員会~』 日本 監督:柳沢テツヤ (渋谷TOEI)
「ずっと前から好きでした」 のパート2で、1の主役の妹と弟のお話。一人一人が少女漫画の主役のような存在感を持つキャラ達が多数入り乱れるという、きれいすぎるキラキラ青春話。それが海外ドラマのように無限に続いていきそうな圧力がある。
『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー【字幕3D】』 アメリカ 監督:ギャレス・エドワーズ (TOHOシネマズ六本木ヒルズ)
世界が今までより戦場っぽく描かれているのが良かった。座頭市キャラが棒で帝国兵をなぎ倒すわ、盲目なのに光線銃を避けるわで超強くて楽しかったので、もっと活躍してほしかった。
『世にも怪奇な物語』1967年 フランス 監督:ロジェ・バディム/ルイ・マル/フェデリコ・フェリーニ (池袋新文芸座)
3作の幻想オムニバス。3話目、死神を見た英国俳優がイタリアで狂うフェリーニ監督「悪魔の首飾り」の凄みが突き抜けていた。冒頭の、空港→車内シーンで既になんか不吉なものがいっぱい映ってる。終盤、フェラーリ疾走シーンの不思議で怖おトリップ度も凄まじい!
『サスペリア』 1977年 イタリア 監督:ダリオ・アルジェント (池袋新文芸坐)
高校の時にDVDで観て以来17年以上ぶり、劇場では初。怖さはほぼ無し。室内のギラギラ色彩&美術の美しさと、ショックハプニングイベントのインパクトで奇妙な気分になる。主演のジェシカ・ハーパーは、あらためてスクリーンで見たら可憐でかなり可愛かった。
『もしも建物が話せたら【3D 日本語吹替】』 監督:ビム・ベンダース他 (渋谷アップリンク、見逃した映画特集)
建物目線の語りで送るドキュメンタリー6篇。音楽ホールなどの名建築を3Dで体験できるのは貴重。だが、建物さん達が語ってくれるお話の情報量が少なく退屈。
『教授と美女』1941年 アメリカ 監督:ハワード・ホークス (シネマヴェーラ渋谷で)
何年も辞書を作り続けている8人の教授グループ。その中の若い男がギャングの女に騙されるが…というコメディ。博識だが世間知らずの教授おじいちゃん達が繰り広げる高偏差値おとぼけギャグの連続がなかなか楽しい。
『甘い生活』1960年 イタリア 監督:フェデリコ・フェリーニ (北千住シネマブルースタジオ)
ローマの新聞記者が、米国女優と不倫デートするの巻、セレブ達と肝試しするの巻など、色々する連続ドラマ。3時間は正直長くもあったが、それも乗り越えた最後、お屋敷を出て、林から海岸と流れるラストシーンから受ける感情は格別。
『虎鮫』1932年 アメリカ 監督:ハワード・ホークス (シネマヴェーラ渋谷)
ジョーズより43年前のサメ映画!。モテない漁師と、ハンサムなその相棒、そしてサメに親を殺された女の子の三角関係のお話。映画の半分がマグロ一本釣りや水揚げなどの漁業描写。本当の漁を撮影してるような感じでドキュメント感ある。
『はるねこ』 日本 監督:甫木元空 (渋谷ユーロスペース)
可愛い題だが動物お涙映画ではなく、非Jホラーな新しい心霊映画!。この世とあの世の境目の樹海に、死にに来た人や死んでしまった人などがいる話? 。森の中で見えない多くの亡者がいるシーンの音響など、幽霊描写が良いぞ!
『溺れるナイフ』 日本 監督:山戸結希 (小山シネマロブレ)
女の子の過ぎ去った輝ける青春を濃縮したような映画。観ると今まで理解できなかった女の子の視界の一部が分かってしまう。シネフィル歓喜みたいな感じ!と言えばいいのか、いわゆるガチな映画的カットが多数あって驚愕!
『天国はまだ遠い』 日本 監督:濱口竜介 (ポレポレ東中野)
一人の女の子といつも一緒にいる男が、ある卒業制作用のインタビューを依頼される。38分の短編なのに、緊迫・感動・虚実あり、さらにヒロインの小川あんさんの魅力に誰もが惚れるという、長編映画1本観た充実度!。もっと早くこの濱口竜介監督に気づいてたら全作観に行ってた…
『不気味なものの肌に触れる』2014年 日本 監督:濱口竜介 (ポレポレ東中野)
筋書は染谷将太と石田法嗣の友情物語で、テーマはコミュニケーションの不可能性みたいな感じ。だが、映っているものはもっと違う困ったもののような気がする。サスペンス、またはおとぎ話ホラー?。
『太陽を掴め』 日本 監督:中村祐太郎 (テアトル新宿)
事務所の女社長に飼われてるバンドマン / 社長のボンボン息子 / 女の子 の三角関係。男二人は今の日本だと恵まれてる方なので、甘ちゃんなのだが、その甘さも含めて粗削りでまっすぐな青春映画。玄関の鍵は閉めなさい。
『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』 イギリス 監督:ギャビン・フッド (TOHOシネマズシャンテ)
最新ドローンでテロリストを爆撃できるが、巻き添えで少女も死ぬ。爆撃しないとテロで大勢が死ぬ。どうする?という話。誰も責任取れない会議と現場のずれによる、緊迫の映画。
2016年映画ベスト10
と言いつつ、10作に絞れず、27作ある。(映画館で観た新作128本中)
エクス・マキナ
溺れるナイフ
日本で一番悪い奴ら
ひそひそ星
アイアムアヒーロー
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ
残穢(ざんえ)―住んではいけない部屋―
劇場版KING OF PRISM by PrettyRhythm
はるねこ
君の名は。
孤高の遠吠
映画 聲の形
淵に立つ
SHARING
神様メール
怒り
天国はまだ遠い
明日の世界
LOVE【3D】
葛城事件
花に嵐
FAKE
リップヴァンウィンクルの花嫁
貞子vs伽椰子
イット・フォローズ
ダゲレオタイプの女
この世界の片隅に
シン・ゴジラ
次回